小林嵩平｜スポーツ少年だった僕が、役者として生きる道を選んだ理由

吹田にまつわる人々をご紹介する”スイタビト”第2弾！

今回取材させていただいのは、吹田生まれ吹田育ちの役者、

舞台を中心に活動中の『小林嵩平（こばやしこうへい）』さんです。

小林さんは中高は野球部、大学はラクロスと、ずっとスポーツ少年だったそうですが、

そんな彼がなぜ俳優の道を志したのか、その理由をインタビューしてきました。

”劇団壱劇屋”で活躍中の『小林嵩平』

まずは『小林嵩平』さんについて、簡単にご紹介します。

小林さんは吹田生まれ吹田育ちの29歳の役者さん。

中学は山田中、高校は山田高校と、生粋の吹田っ子。

現在は関西を中心に活動する”劇団壱劇屋”に所属しています。

”劇団壱劇屋”は最近注目を集めている劇団の1つで、そこの舞台で小林さんは写真のような悪役をはじめ、幅広い役を演じられています。

舞台の人気上昇とともに、小林さんも注目され始め、そこから彼が”吹田出身吹田育ち”という情報をキャッチした私たちは取材を申し込んでみました。

すると快くOKしてくださり、撮影場所は彼が小さい頃からの思い出の地である「市場池公園」に。

役者の道を志した理由をインタビュー

――役者の道を目指すことになったキッカケは？

学生時代は野球、ラクロスとずっとスポーツに明け暮れてたんですけど、心の中にずっと

「いつか役者の世界に行ってみたいな」という気持ちがあったんです。

それで大学4回生の就活のタイミングで、「これがこの気持ちと向き合うラストチャンスだな」と、思い切って芸能事務所に書類を送付しました。

――それで結果は？

書類審査に通ったんです。

今にして思えば合格のハードルは低かったように思いますが、

当時、就職か俳優で悩んでいた自分にとっては、その結果が自分の”役者への想い”に火が付く大きなキッカケだったと思います。

家族には、そこで初めて役者の世界を志したい気持ちを伝えました。

――まさにドラマとかでもよくある展開ですよね！

それでご家族の反応はどうだったんですか？

親父が一言、

「お前はそういう芸能関係の道へ進むような気がしてたんや。がんばれよ！」

だったんです。

――めちゃくちゃ素敵なお父さんじゃないですか！

正直、進学校に行ってかつバリバリ体育会系のクラブに所属してきた小林さんは、いわゆるエリートな就職先の選択肢もあるなか、役者という厳しい世界を何も言わずに応援してくれる親はなかなかいませんよ（感動）

そうですね…

あの時の親父の対応にはとても感謝しています。

あれからずっと応援してくれていて、自分の舞台もよく観に来てくれるんですよ。

――”役者の道を選んだ息子をずっと応援し続けてくれるお父さん”

あ～ウルッときますね（泣）スイタビトの第3弾は小林さんのお父さんにしようかな、、

ハハハハハ、ありがとうございます（照）

ただ親父は、僕の舞台を観に来てくれるのは嬉しいんですけど、芸能の感性が皆無で、内容を全然理解していないことが多いんですけどね（笑）

――そうなんですかｗ

ちゃんとオチまでありがとうございます！

それでは続いて小林さんが所属する”劇団壱劇屋”についてお聞きしていきましょう。

”劇団壱劇屋”ってどんな劇団なの？

――”劇団壱劇屋”との出会いは？

役者の世界に飛び込んで出会った人々との繋がりが巡り巡って、”劇団壱劇屋”と出会いました。

――どんな劇団なんですか？

活動拠点は枚方市、高校時代に演劇で全国まで行ったメンバーで結成された劇団です。

劇団のテーマが「世にも奇妙なエンターテインメント」で、

• アクション
• ダンス
• 会話劇
• コント

など本当に幅広く何でもやっていて、特に体をフルに使ったパフォーマンスに特徴があるんです。

――そういえば舞台写真の小林さんは腹筋バキバキだし、剣を持ってましたね！

毎日鍛えてます！（ニヤッと笑う小林くん）

ちょうど今やっていて注目され始めてる芝居が一切セリフのない殺陣中心とした舞台なんです。

WORDLESS殺陣芝居の『猩獣-shoju-』

――台詞なし、殺陣だけで芝居ってすごい！ただ稽古とか大変そうですね（汗）

正直、稽古はきついです。

でも芝居を観に来て下さったお客さんの反応が良いので、それを励みにやりがいを感じながら毎日練習しています。

吹田日和さんも是非来て下さいよ！

あと今回の舞台にはSKE48の北川愛乃ちゃんも参加してくれてるので、どうですか？

――もちろん！小林さんのお父さんと一緒に観に行こうかな（笑）

それでは日時や場所を！

◎日時（2019年）

3月21日(祝)　12:00☆／16:00★／20:00☆

3月22日(金)　12:00★／16:00☆／20:00★

3月23日(土)　12:00☆／16:00★／20:00☆

3月24日(日)　11:45★／15:15☆／18:45★

☆・・・チーム猩(新作)
★・・・チーム獣(再演)
※受付開始・開場は開演の30分前
※上演時間は約60分を予定

◎会場

HEP HALL（大阪市北区角田町5-15 HEPFIVE 8F）

◎出演

小林さんは新作の「☆チーム猩」の方に出演されています。

◎料金

一般4,000円／学生3,000円（要学生証提示）

※「☆チーム猩」「★チーム獣」の両作品を鑑賞する場合は4,000円×2＝8,000円です。
※未就学児童は入場不可

◎チケット販売

ネットでのご予約　http://w.pia.jp/t/shoju/

ネット以外でのご予約　Pコード：491-037 ぴあ店舗／セブンイレブン(マルチコピー機)／電話予約(0570-02-9999)

役者『小林嵩平』のこれから

――ズバリ、お聞きします！小林さんの最終目標地はどこですか？

目標はやっぱり役者の仕事だけで食っていけることですかね。

イメージ通りでしたが、やっぱり俳優の仕事だけ生活するのはとても難しいので…

――ということはアルバイトを？

はい、めちゃくちゃバイトしてます！

平日は大体シフトに入っていますね。

――少し踏み込んでお聞きしますが、いつまで夢を追うのか決めてるんですか？

29歳なんで、そのことを考えないかというと嘘になりますね。

実際、役者を目指したころは30歳までで一旦区切りを付けようと思っていたので。

でも、今はもうちょっと頑張りたいと思っています。

――それはどうしてですか？

単純に役者の仕事が楽しいからですかね。

確かにお金も無くて生活もギリギリ、稽古とバイトで遊ぶ時間もほとんどありません。

でも不思議と毎日が充実しているんですよ！

今の劇団壱劇屋のメンバー・スタッフも大好きですし、

将来の不安よりも、この劇団の芝居が有名になって、もっと多くの方々に観てもらいたいという気持ちの方が勝ってるんだと思います。

――もし大学4年のときに就職の道を選んでいたとしたら、ここまで素敵な笑顔の青年になっていなかったかもしれませんね。

これからも吹田日和は応援しています。

最後に、見て下さいこの奇跡の1枚を（笑）

小林さんが手を広げた瞬間、周りにいる鳥たちが一斉に飛び立ちました。

もしかしたら小林さんのこれからの活躍を予感しているのかもしれませんね。

• 劇団壱劇屋のHP
• 小林嵩平さんのTwitter