野口製麺所｜新しいことに挑戦し続ける4代目店主が作るうどん

大正末期に創業した『野口製麺所』は、香川出身の初代が大阪市内で開業し、戦後間もなく吹田の地に移転してきました。

現在、4代目が飲食スペースを作り、イベントも開催するなど、さまざまな新たな挑戦を試みています。

「面白いうどん屋さんだな～」とずっと注目していた野口製麺所へ、やっとこさ取材に行ってきました！

高浜町にある野口製麺所

野口製麺所は、旭通商店街からほど近い場所にあります。

JR吹田駅から歩いて約6～8分ほど。

写真にある“うどん”の看板が掲げられた建物がそうです。

これまでは製麺所の営業のみでしたが、2018年10月に飲食スペースを新たに設置して改装オープンされました。

こちらが、4代目店主の裕貴さん。

3代目のご両親と、親子でお店を営んでいます。

野口製麺所のメニュー

うどんの種類は豊富で、定番もの（きつね・月見・わかめ）の他に

• カレーうどん
• 天ぷらうどん
• 肉うどん

といった人気どころもありますし、お蕎麦も頼めます。

セットメニューも充実していますね～

てんたまセット（780円）

大人気の「てんたまセット」は、このボリュームで780円とお手頃価格。

その日打った生麺を湯がいているので、モチモチで喉越しが良い！

お出汁は、カツオと昆布のホッとする優しい味わいです。

一見ただの卵丼のように見えますが、実は卵の中に“海老天”がまるまる1匹埋もれているんです。

かやくごはんセット（650円）

こちらは王道の「かやくごはんセット」。

おっきな海老天が1匹、

そして、かやくごはんも優しい味わい。

いたち（450円）

皆さんは「いたち」ってご存知ですか？

関西では、うどんだしで中華麺を食べる「黄そば」という食べ方があります。

それに、甘い揚げをトッピングしたものを「きつねうどん」や「たぬきそば」と並んで「いたち」と呼ぶんだそうです。

そんなことは初耳だったのですが、食べると相性の良さに納得！

早朝限定の釜玉うどんを食べに！

まだ薄暗～い早朝に、再び野口製麺所へ行ってきました。

その理由は、月に一度、早朝7時から30分限定で提供される「おはようかまたま」が目的です。

開店より少し早い時間に伺い、製麺の様子も見学させて頂きました。

家族みんなで手分けをして、出荷用に一袋ずつパックしていきます。

野口製麺所はうどん以外にも、そば、ラーメン、焼きそばの麺も作られているので、定食屋やお好み焼き屋など幅広い飲食店へ届けられています。

製麺が一段落し、お待ちかねの釜玉うどん！

なぜ早朝しか食べられないのかというと、通常の茹で時間より少し早めにあげたうどんを釜玉に使うので、どうしてもこの時間にしか提供できないそうなんです。

そんなお話聞いたら、もう楽しみで仕方ありません♪

カウンターには、うどん、醤油、たまご、ねぎが並んでいます。

これをお客さんがセルフでトッピングします。

茹で上がったホカホカのうどんの真ん中に、そっと生卵を落とし、

ねぎと醤油をちょろっと垂らし、、

あとは、かき混ぜるだけ。

それでは、いただきます！

ん～もっちもち！！

シンプルな味ですが、うどんの美味しさを最大限に生かしたなんとも贅沢な一杯。

これは早朝に食べにいく価値あります。

「おはようかまたま」の開催日程は、野口製麺所の公式Twitter・Instagramをチェックして下さいね！

野口製麺所の店舗情報

店名	野口製麺所
住所	大阪府吹田市高浜町7-9
電話	06-6381-2366
営業時間	11:00～19:30
定休日	木曜
駐車場	なし（近隣にコインパーキング有り）
アクセス	JR吹田駅から歩いて約6～8分