太陽の塔内部が公開|再生を果たした<生命の樹>からは何を感じるのか
1970年に開催された日本初の万国博覧会で、太陽の塔は「人類の進歩と調和」を表現するテーマ館として建てられました。
当時は内部にダイナミックな展示空間があり、見学することできていました。
その後、内部は半世紀に渡って扉を閉ざしていましたが、2018年に再生を果たし、常設の展示施設に生まれ変わったのです。
太陽の塔を生み出した岡本太郎は、何を思い、何を表したかったのか…
“太陽の塔”内部の写真撮影が解禁
太陽の塔は高さ70m、基底部の直径20m、腕の長さ25m。
その胎内には、約41メートルの「生命の樹」があります。
観覧ルートは、階段とスロープを歩いたのち、5基のエスカレーターを乗り継いでいきます。
そして、2018年12月20日以降、その一部が写真撮影が可能となりました。
【撮影可能場所】
万博記念公園 太陽の塔 内部1階
(地底の太陽ゾーン及び生命の樹の1階展示フロア)
入り口では、太陽の塔のプレートがお出迎え。
予約した際に受け取ったQRコードを見せ、館内へ。
入って右手にまず見えるのが、こちらのデザイン画です。
5枚ほど展示されていて、太陽の塔ファンにはたまりません。
そこを進むと、様々なゾーンが。
それでは、内部の空間をお楽しみください。
<地底の太陽>ゾーン
<生命の樹>ゾーン
こちらは基底部は、地底の炎が表現されています。
樹の幹にはたくさんのアメーバーなどの原生生物が。
1階から見える高さ約41メートルの「生命の樹」は、圧巻の迫力。
ここから階段を登っていくのですが、撮影は禁止となります。
天空に伸びる1本の樹体には、単細胞生物からクロマニョン人に至るまでの約33種ものいきものたちがいます。
これは約40億年の生命の進化の過程をあらわしていて、まさに“いのち”の歴史です。
こちらは模型ですが、塔内全体の様子です。
ツアー見学の感想
作家岡本太郎が、なにを表しているのかは、残念ながらわかりません。
しかし、その空間は神秘的で圧巻でした。
個人的には、太陽の党の腕の空洞を観れたのは貴重な体験でした。
大阪万博当時はこの空洞内も歩けていたそうです。
太陽の塔が何を表しているのか、その解釈は自由です。
あなたも岡本太郎の世界観を体感してみてはいかがでしょうか?
太陽の塔の内部見学のQ&A
公開期間はいつまで?
2018年3月19日(月)から内部が公開されましたが、現在のところいつまで公開されるか正式な発表はありません。
料金はいくらかかる?
まず、万博記念公園の入園料がこちら。
- 大人250円
- 小中学生70円
そして、太陽の塔内部見学の入館料はこちら。
<個人料金>
- 大人700円
- 小中学生300円
<その他団体料金(20人以上)>
一般団体20人以上199人以下
- 大人560円
- 小中学生250円
一般団体200人以上
- 大人490円
- 小中学生210円
学校団体20人以上
- 高校生300円
- 小中学生180円
個人の場合、入園料と入館料を合わせると、
- 大人950円
- 小中学生370円
となります。
予約方法
まずは公式サイトの予約フォームから新規登録を行います。
登録ができたら、予約カレンダーから空いている日程を選びます。
土日は混んでいますが、平日なら比較的空いています。
日程を選んだら、次に入館時間帯、希望人数を選びます。
予約方法はたったこれだけのステップです。
当日発券は行っていないので、必ず事前予約していくようにしてください。